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昨夜から、熱を出し急患として病院にまでいった嫁。そんな嫁を連れての10日間の青春18きっぷの電車の旅。果たして大丈夫だろうか。
夕方から出発の予定で、午後有休をとる予定だったが、嫁の付き添いで病院へ。夏ばてからさまざまな症状に陥っているのだが、彼女は旅行に行きたいとのいってんばり。お医者さんも「旅行へ行くなとは言えん。行ってもいいとも言えん。」とのことで、つまり自己責任で行けということ。薬と旅行中もしものことがあったときにも対応できるよう、紹介状を受け取った。

そんな状況で始まった今回の青春18きっぷの旅。九州1周の旅。夫婦になってからはじめての旅となる。ある意味、新婚旅行になるのかもしれない。坂本龍馬が日本で始めての新婚旅行をした九州。非常に楽しみだ。

二人で転がすスーツケースの音もどことなく軽やかに聞こえる。出発駅は愛知県豊田市、愛知環状鉄道の新豊田駅。予定より少し早めに家を出たために、JR東海道 岡崎駅に早くつき、同駅を16:59に出発する予定だったが、そのまま前倒しで出発することにした。岡崎駅についてから駅員さんに最初の判子を押してもらう。今回の旅行、予定では青春18きっぷをつかう回数は一人6回。つまり一枚5回分つづりの青春18きっぷでは1回分たりないことになる。そのため、Yahoo!オークションで2回分の青春18きっぷを購入。その切符に2回分の判子を押してもらった。この切符は次の日郵便で持ち主へ送り返すことになる。

岡崎から名古屋、岐阜を経由し大垣へ。大垣で乗り換え米原へ。毎度おなじみの道だ。ただ混んでいる時間帯。ずっと立っていた。これが帰りなら疲労で耐えられないだろう。米原から新大阪へのみちのりも、混雑の一言。どうやら大津で花火大会があるらしく、浴衣姿のカップルも多かった。ただ、大津で大量の人が流れ出たときにやっと座ることができた。

新大阪についた。ムーンライト九州の21:59まで2時間近くある。まずは、カレーで腹ごしらえ。その後待合室で時間をつぶし、電車の15分前ほどにホームへ降りた。ムーンライト九州がホームへ滑り込むと同時に、たくさんのフラッシュがたかれる。たくさんの人の思いを運ぶ列車。夏の一つの思い出を九州という舞台へへ届けるこのムーライト九州もたくさんの人の中で名脇役となるのだろう。ただ、レベルは快速列車。少し背もたれがある程度で、決して快適なものではない。ただ、青春18きっぷの旅ではいつもなくてはならない存在だからこそ愛される。

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