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今日も歩く。

ホテルをチェックインしたが、午前中は長崎市内をあるくので荷物は預かってもらった。

ホテルから15分ほど歩いたところにめがね橋という橋がある。2つのアーチ状の橋が水面に映りのびたくんのめがねのような形になるからこの名前のようだが、近所の子供も遊びに来ていて穏やかな雰囲気だった。





そこから龍馬通りをめざし歩いていたころ、にぎやかな祭りの音が近づいてきた。小さな子供達が鉢巻をして龍を担ぎ威勢良く歩き近づき、去っていった。普通の住宅街。子供が壁とキャッチボールをしている。龍馬どおりは住宅街のなかにひっそりとあり、そこを上っていくと亀山社中跡がある。この龍馬通りはもちろんそこに住んでいる人にとって見れば生活の道であり、毎日通っている道である。行きかう人々におはようございます、と声をかけると、明るく返事をしてくれる。気持ちがいいものだ。登りは結構距離を感じるが、やっと亀山社中跡まで来れた。ただ、現在は一般公開されていないため、門とその前に建てられた亀山社中の跡という石柱を見るのみ。

 

その道を少し奥へ行くと、龍馬のブーツ像もあり、長崎の街を眺めることができる。龍馬はこの坂を毎日のように駆け上がって、これから行く道を外国の船が行きかうこの長崎港の景色を眺め、日々思案していたんだろうと思うと、感慨深いものがある。嫁と二人で交互にこの巨大なブーツを履いて記念撮影をした。

本当はもっともっとここで時間をかけてみてまわりたかったのだが、時間がないため、亀山社中資料展示館へいくことは断念し、そのまま坂を上り続け風頭公園へ向かった。ここには大きな龍馬像が建っており、堂々と長崎の街を見下ろすわけでもなく海の向こうを眺めている。その姿をみると、その短い人生が、刺客に打たれた最後が、ほんとに悔やまれる。





暑い。長い坂道を登ってきてだいぶ疲れた。少しこの公園で涼み、今来た道をまた戻り、歩いてホテルまで行った。そして荷物を受け取り、長崎を後にした。丸一日という短い滞在だったが、九州旅行の最初の街にふさわしい場所だ。

次に向かうは、佐賀。嫁の母方の在所がある。佐賀へは特急を利用した。佐賀駅前のビジネスホテルにチェックインし、用事でたまたま佐賀へ帰ってきていた嫁のお母さまと嫁のおばさまにあたるお母さまの姉の出迎えでおばあちゃまがいる神埼へむかった。そこには親戚大集合だ。話には聞いていたが、九州ばあちゃまはほんとに元気がいい!

おばあちゃまの家からすぐそばにある吉野ヶ里遺跡へ行こうとしたが、雷注意報が発令されており入場できなかった。非常に残念だ。しかたないので、吉野ヶ里遺跡の周辺をドライブし、雰囲気だけは味わってきた。

そして夕食をご馳走になり、夜遅くだったが、嫁のお母さまの弟さん、嫁のおじ様に佐賀まで再び送っていただいた。

忙しく大変な中よくしていただいて、本当にありがとうございます。
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